自宅で美味しい珈琲を作る為のポイントアドバイス。
①「雑味の無い豆を使う」←これが最重要ポイントです!
②「雑味の出難い器具を使う」←重要ポイント!
これらのポイントはお店でも基本は同じです。
豆を買う時のアドバイス
珈琲豆は農作物です。
実の状態で、すべてが良い豆とは限りません。
中には死豆や、今だ未成熟な豆が混じっています。
これらの夾雑物が雑味の大きな原因となるので、
少ない豆を選んで購入することが望ましい。
右の写真は「モカ」。
珈琲豆の中で、最も死豆が多い種類です。
白丸の円内が死豆です。
これが少ない物を選ぶ必要があります。
購入店で豆が入っているショーケースを見れば、
良い豆と死豆の区別は誰が見ても直ぐに判別できます。
出来るだけ死豆の含有率が少ない豆を選びましょう!
豆のまま購入して、自分で豆を挽いて使う場合は、
事前に死豆を取り除いてください。これを「ハンドピック」と言います。
円錐形フィルターの勧め
一般的なペーパーフィルターはその殆んどが台形。
ここで問題になるのが底辺の長さ!
底辺が長い為に粉が横に広がり、
本来必要とする粉の厚みが足りなくなる。
当然、お湯は少ない粉を通って落ちる事に成る。
その結果、誰が抽出しても、
濃い珈琲を作る事は不可能。
美味い珈琲の条件の一つが「濃さ」。
そこでお勧めするのが「円錐形フィルター」。
底辺の長さが無いので粉の層は縦に厚くなる。
それだけお湯が粉の中を通る時間が長くなり、
濃い珈琲を抽出する事ができる。
左は「コーノ式」、右は「ハリオ」円錐形フィルター。
このどちらかを使って抽出すれば、濃い珈琲が作れます。
お湯のさし方アドバイス
円錐形フィルターを使って抽出する際、
お湯は粉の表面、約三分の一程度の、
範囲に円を書くように重点的に落とす。
フィルターの近くまでお湯を注さない!
フィルターに近過ぎるとお湯は粉を突き抜けて、
ペーパーを伝わって落ちてしまう。
落とし終わった粉の表面には中心にだけ、
穴が開いた状態が最良!
図の緑色の線が粉の壁。
ただし台形ロシを使った場合、
この落とし方は出来ません。